nijijourneyを使ってアニメ風のAIイラストを生成し、ビジネスにも活かせたらいいなと考える方も多いのではないでしょうか。「商用利用できるのか」「どこまで自由に使っていいのか」と迷う場面もあるかもしれません。Midjourneyの姉妹ツールとして注目されているnijijourneyですが、利用にはいくつかのルールがあります。
実は、nijijourneyで作った画像は商用利用が可能です。ただし、利用条件には注意が必要で、たとえば無料プランの廃止や、年収に応じた使用制限といった点は事前に把握しておくべきポイントです。
この記事では、nijijourneyの商用利用に関する最新の情報と、気をつけたい点、実際の活用方法までを丁寧に解説します。AIイラストを安心してビジネスに活かしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

にじジャーニーで生成した画像で商品を作りたい人は必見です!
- nijijourneyの画像は有料プラン加入後であれば商用利用が可能
- 無料プランは廃止され、現在はすべて有料プラン制に移行している
- 商用利用には自分で生成した画像を使うことが前提となる
- 他人が生成した画像のアップスケールは商用利用NG
- 年間収益によって必要なプラン(Basic/Pro/Mega)が異なる
nijijourney 商用利用の基本と現在の利用条件

- nijijourneyは商用利用が可能?
- 無料プランは廃止され、現在は有料プランのみ
- 商用利用できるのはどのプラン?
- Midjourneyとnijijourneyは連携して使える?
- 年間収益によって必要なプランが変わる
- 商用利用時に注意すべきポイント
- 他人の画像は使える?アップスケール画像の扱いに注意
nijijourneyは商用利用が可能?
まず結論からお伝えすると、nijijourneyで生成した画像は、条件を満たせば商用利用が可能です。nijijourneyは、アニメ風の美しいイラストが簡単に作れるAI画像生成ツールで、同様のAIサービスであるMidjourneyをベースにした姉妹的な存在です。
もともと「非商用利用限定なのでは?」という声もありましたが、現在の公式情報によれば、有料プランに加入しているユーザーであれば、商用目的でも安心して画像を使うことができます。
ただし、誰でも自由に使えるわけではなく、有料プランの契約が前提となっている点には注意が必要です。
無料プランは廃止され、現在は有料プランのみ

以前は、nijijourneyにもMidjourneyと同じように無料プランやトライアル的な使い方ができた時期がありました。しかし、現在は無料プランは廃止されており、有料プランへの加入が利用の前提条件となっています。
このため、「ちょっと試してみたいだけ…」というライトユーザーにはややハードルが上がっていますが、逆に言えば、商用利用前提のプロや副業クリエイターにとっては、著作権まわりの整理がされているという安心材料ともいえます。

有料ではあるけど安心して商用利用できるのは助かりますね
商用利用できるのはどのプラン?
nijijourneyには複数の有料プランが用意されており、商用利用ができるのは基本的にすべての有料プランです。ただし、選ぶプランによって、画像の生成回数や処理の優先度、利用可能な機能が異なるため、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。
さらに注意が必要なのは、年間収益が100万米ドル(約1.5億円)を超える法人または個人事業主は、ProまたはMegaプランの契約が必要と明記されている点です。個人での副業利用や趣味の範囲であれば、BasicプランやStandardプランでも十分対応できますが、収益の規模に応じたプラン選択が求められます。
Midjourneyとnijijourneyは連携して使える?
実は、Midjourneyとnijijourneyはどちらも同じ運営元(Midjourney Inc.)が提供しているサービスです。そのため、有料プランに加入すればどちらのサービスでも同じプランを共有して使うことができます。
たとえば、Midjourneyで有料プラン(Basic以上)に加入していれば、そのままnijijourneyのサーバーでも生成が可能になります。別々に契約する必要はなく、ひとつのアカウントで両方のAIスタイルを使い分けることができるのが大きな特徴です。
- Midjourney:リアル寄り〜多様なスタイル
- nijijourney:アニメ・キャラクター特化
という違いがあるため、用途に応じてスタイルを選びながら画像生成を楽しむことができるのは、非常に便利なポイントです。

にじジャーニーもミッドジャーニーもどちらも使えてしまうのはお得感がすごいです!

年間収益によって必要なプランが変わる
nijijourneyの商用利用ガイドラインでは、年間収益に応じて必要なプランが定められています。具体的には、
- 年間収益が100万米ドル未満:基本プランでもOK
- 年間収益が100万米ドル以上:ProまたはMegaプランが必要
となっており、Midjourneyとほぼ同様の規約構造です。
つまり、大手企業やハイボリュームな商用プロジェクトで使う場合は、収益規模に見合ったプラン選びが求められるということですね。
もちろん、nijijourney側で直接収益を確認するわけではありませんが、規約に従う姿勢が求められます。
商用利用時に注意すべきポイント

商用利用が可能とはいえ、nijijourneyをビジネスに使う際にはいくつか注意点があります。以下に代表的なものをまとめておきます:
- 生成した画像は自分で作成したものに限る
- 他人が生成した画像(例:Exploreに表示されるもの)は利用不可
- 著作権・商標のあるキャラクターや企業名などを含めないこと
- 自動生成された画像でも、内容によっては利用制限の対象になることがある
これらはMidjourneyと同様、「AIが生成した=自由に使える」わけではないという認識が大切です。
他人の画像は使える?アップスケール画像の扱いに注意
nijijourneyでは、他人が生成した画像を「アップスケール」して高画質にしたり、自分のギャラリーに保存したりする機能があります。しかし、その画像の著作権は元の生成者に帰属します。
つまり、自分で生成した画像以外は、基本的に商用利用できません。
たとえば、他の人が作ったキャラクターを偶然見つけて、それをベースに商品を作る、というのはNG行為にあたります。
アップスケール機能を使った場合でも、もとの画像を作った人が自分でなければ、その画像の利用権はありませんので注意しましょう。
nijijourney 商用利用を始めるための実践ガイド

- 登録から画像生成までの手順と流れ
- 商用利用前に確認すべき利用規約
- Midjourneyとの違いと商用面での比較
- どんな商用活用が可能?活用例まとめ
- 商用利用の前に準備しておくべきこと
登録から画像生成までの手順と流れ
nijijourneyを使い始めるのはとても簡単です。基本的な流れは以下のとおりです。
- nijijourney公式サイトにアクセス
- Discordアカウントでログイン
- 有料プランを選んで加入(Basic〜Mega)
- 専用のDiscordサーバーに入り、「プロンプト」を入力
- 生成された画像をダウンロード・保存
Midjourneyと同様、Discordベースで操作するスタイルなので、初めての方は少し戸惑うかもしれません。でも、手順さえ覚えればスムーズに画像が作れるようになります。
また、生成した画像はライブラリに保存されるため、いつでも再ダウンロード可能です。
商用利用前に確認すべき利用規約
AIツールを商用利用するうえで、利用規約のチェックはとても重要なステップです。nijijourneyでも、利用規約に商用に関する具体的な条項が明記されています。
特に以下の点は要チェック:
- 有料プランで作成された画像のみ商用可能
- Pro/Megaプランは収益基準に応じて選択
- 他人の作品の無断利用はNG
- 著作権侵害となるようなプロンプトは使用不可
規約は時折更新されるため、大切なプロジェクトで使う前に、公式のヘルプページを確認することをおすすめします。
Midjourneyとの違いと商用面での比較

nijijourneyはMidjourneyをベースにしたAIツールですが、いくつかの違いがあります。とくに商用利用を考える場合、以下の点がポイントです。
項目 | Midjourney | nijijourney |
---|---|---|
スタイル | 幅広いジャンル | アニメ・キャラクター特化 |
商用利用条件 | 有料プランで可能 | 有料プランで可能 |
収益制限の条件 | 同じ(100万ドル以上はPro以上) | 同じ |
操作方法 | Discord | Discord(UI類似) |
つまり、商用利用の条件としてはほぼ同じですが、nijijourneyはアニメ特化型という点で差別化されています。
どんな商用活用が可能?活用例まとめ
nijijourneyで作った画像は、以下のような商用用途に活用することができます。
- オリジナルグッズ(Tシャツ、ポストカードなど)への印刷
- ブログやSNSでのアイキャッチ
- デジタル書籍・同人誌の挿絵
- 動画のサムネイル・背景素材
- クライアント案件でのビジュアル提案
ただし、既存キャラや著作権に触れるプロンプトには十分注意し、完全オリジナルのプロンプトを使うのが鉄則です。
商用利用の前に準備しておくべきこと
最後に、nijijourneyを本格的に商用利用する前に、最低限押さえておきたい準備ポイントをまとめておきます。
- 最新の利用規約を読む
- 利用プラン(Basic/Proなど)を確認
- クライアント利用なら事前に説明・同意を取る
- 著作権リスクのあるプロンプトは避ける
- 作成した画像とそのプロンプトを記録しておく
「AIが作った画像だから大丈夫」と油断せず、ツールの規約と自分の責任の範囲を意識して使うことが大切です。
よくある質問(FAQ)
- 無料プランのときに作った画像は使えないの?
-
nijijourneyでは、無料トライアル中に作成した画像は商用利用できません。現在は無料プラン自体が終了しており、商用目的で画像を使用するには、有料プラン加入後に生成された画像のみが対象となります。
- SNSやブログで使うのも商用利用になる?
-
広告収入やアフィリエイトを目的としたブログ記事、SNS投稿に使用する場合は「商用利用」とみなされます。完全な趣味の範囲や非公開利用を除き、商用利用のルールに従うのが安心です。
- クライアントワークで使う場合の注意点は?
-
クライアント案件で画像を使用する際は、有料プランの中でも収益規模に応じてProまたはMegaプランが求められる場合があります。また、自分で生成した画像のみを使用し、他者の作品は使用しないようにしましょう。
- クレジット表記は必要?不要?
-
現時点では、nijijourneyで生成した画像を商用利用する際にクレジット表記は必須ではありません。ただし、透明性を高めたい場合や、利用ガイドラインが更新された際に備えて、明記しておくと安心です。
- 海外の規約だけど日本ユーザーも対象?
-
はい。nijijourneyの利用規約は、国や地域に関係なく、サービスを利用するすべてのユーザーに適用されます。日本に住んでいても、英語または日本語で公開されている利用規約に従う必要があります。
まとめ|nijijourney 商用利用のポイントをわかりやすく整理
- nijijourneyは有料プラン加入で商用利用が可能
- 無料プランは廃止され、現在は全プラン有料制
- 商用利用できるのは「自分で生成した画像」のみ
- 他人の画像をアップスケールして使うのはNG
- 年間収益が100万ドルを超える場合は上位プランが必要
- 利用規約は事前にしっかり確認しておくこと
- クライアントワークでの利用も可能だが注意が必要
- SNSやブログでも広告目的なら商用に該当する
- 著作権のあるキャラや商標を含む画像生成は避ける
- 画像とプロンプトは記録・管理しておくと安心
- Midjourneyと同じくDiscordベースで操作可能
- アニメスタイルに特化しているのが大きな特徴
- クレジット表記は義務ではないが透明性は高まる
- 最新の規約変更には定期的に目を通すべき
- 商用利用には責任を持って正しく使うことが重要