Midjourneyを試してみたいけれど、「料金はいくら?」「操作が難しそう…」と迷っていませんか?
この記事では、Midjourney Web版の始め方から最新料金プラン、V7エンジンやV1ビデオモデルの使い方、商用利用の注意点まで徹底解説します。
初心者でも安心してAI画像や動画制作を始められるよう、基本操作から応用テクニックまでまとめました。
- Midjourney Web版とDiscord版の違いがわかる
- 最新料金プランと機能比較をチェックできる
- プロンプト入力から動画生成まで操作を解説
- 商用利用や著作権の注意点を理解できる
Midjourney Web版の始め方と基本情報

- Midjourneyとは?AI画像生成ツールの概要
- 最新モデル「V7エンジン」の特徴
- 新機能「V1ビデオモデル」でできること
- Web版とDiscord版の違い
- Web版の主なメリットと使いやすさ
- 無料プラン廃止と最新料金プラン
- プランごとの機能比較と選び方
- 年間契約と時間クレジットの仕組み
- アカウント登録手順(画像付き解説)
- プラン契約から利用開始までの流れ
Midjourneyとは?AI画像生成ツールの概要
Midjourneyは、入力したテキスト(プロンプト)に基づき、高品質で芸術的な画像を自動生成するAIサービスです。プロのデザイナーが制作したかのような美しいビジュアルを、数秒〜数十秒で作成できます。Webサイトのメインビジュアル、SNS投稿、プレゼン資料など幅広い用途に対応し、初心者でも直感的に操作できるのが特徴です。
最新モデル「V7エンジン」の特徴
2025年現在の最新モデル「V7エンジン」では、プロンプトの解釈精度が大幅に向上。長文や複雑な指示も正確に理解し、意図通りの画像を生成できます。さらに手や複雑なディテール表現が改善され、写真と見間違えるほどのリアルな描写も可能になりました。日本語プロンプトの精度も大きく向上しています。
新機能「V1ビデオモデル」でできること
「V1ビデオモデル」は、生成した画像から最大20秒の短い動画クリップを作れる新機能です。動きの強弱や演出スタイルを指定でき、アニメーションやシネマティック映像の作成が可能です。現状はアルファ版のため機能制限がありますが、今後のアップデートで長時間・高度な動画編集にも対応予定です。
Web版とDiscord版の違い
Midjourneyは元々Discord専用サービスでしたが、現在はブラウザで使えるWeb版が主流です。
Web版:クリック操作中心、直感的で初心者向け。画像管理や検索も容易。
Discord版:テキストコマンド入力が必要で上級者向け。世界中のユーザーの作品やプロンプトをリアルタイムで参考にでき、学びや交流に最適です。
Web版の主なメリットと使いやすさ
Web版はインストール不要で、公式サイトにアクセスすればすぐに利用可能。UIはシンプルで、プロンプト入力やパラメータ調整、保存・編集機能が一画面で完結します。部分修正や拡張などの高度な編集ツールも搭載され、初心者からプロまで幅広く対応できます。
無料プラン廃止と最新料金プラン
以前は無料トライアルがありましたが、現在は廃止され、有料プランのみ提供されています。月額10ドル(約1,500円)のBasicから、最大機能を備えた120ドル(約18,000円)のMegaまで4種類のプランがあります。料金は利用できる高速生成時間や同時ジョブ数によって変わります。
プランごとの機能比較と選び方
- Basic:低価格でお試しに最適(高速生成3.3時間)
- Standard:無制限のリラックス生成が可能(画像のみ)
- Pro:大量生成・商用利用に最適(高速生成30時間、動画無制限)
- Mega:最大性能(高速生成60時間、動画無制限)
制作頻度や動画活用の有無で選ぶのがおすすめです。
年間契約と時間クレジットの仕組み
年間契約を選ぶと月額が20%割引されます。また、追加の生成時間が必要な場合は時間クレジットを購入可能。1時間4ドルから選べ、購入日から60日間有効です。ただし、サブスクリプション契約がないと利用できないため注意が必要です。
アカウント登録手順(画像付き解説)






プラン契約から利用開始までの流れ
ログイン後、「My Account」→「Manage Subscription」からプランを選択し、支払い方法を設定します。契約が完了するとすぐに画像生成が可能です。最初はサンプルプロンプトを参考にしながら、操作感を掴むのがおすすめです。
Midjourney Web版の使い方と操作手順



Midjourney Web版の使い方と操作手順
- Imagine Barでのプロンプト入力方法
- 日本語と英語プロンプトの使い分け
- 設定パネルでのパラメータ調整
- スタイライズ・ウィアードネスなどの詳細設定
- 画像サイズ・アスペクト比の指定方法
- バリエーション生成とアップスケールの使い分け
- 動画化機能の操作手順(Animate Image)
- 生成画像の保存とダウンロード
- 商用利用時の注意点
- よくあるエラーとその解決方法
Imagine Barでのプロンプト入力方法
Midjourney Web版の画像生成は、画面上部中央の「Imagine Bar」にプロンプトを入力することから始まります。生成したいイメージを文章で入力し、Enterキーを押すだけで数秒後に結果が表示されます。短い単語の組み合わせでも十分に魅力的な画像が生成可能です。
日本語と英語プロンプトの使い分け
V7エンジンでは日本語プロンプトの精度が大きく向上し、複雑なニュアンスも表現できるようになりました。ただし、細かい構図や特定の画風を正確に指示する場合は、英語プロンプトのほうが安定します。
また、日本語の場合はImagine Barに直接入力すると、途中で送信されて単語ごとに生成されてしまうことがあります。このため、あらかじめテキストエディタなどで全文を作成し、それをコピー&ペーストする方法がおすすめです。
- 日本語例:「夏祭りの夜、浴衣姿の女性」
- 英語例:「A woman in yukata at a summer festival, night scene, realistic lighting」
両言語を組み合わせて使えば、表現の幅が広がり、より理想に近い画像を生成できます。
設定パネルでのパラメータ調整



Imagine Bar右側のアイコンから「設定パネル」を開くと、生成画像の細部をコントロールできます。縦横比、モデルバージョン、生成速度などを調整し、作品の方向性を自在に変更可能です。初めはデフォルト設定で試し、必要に応じてカスタマイズしましょう。
スタイライズ・ウィアードネスなどの詳細設定



主な詳細設定は以下の通りです。
Image Size(画像サイズ)



- Portrait
縦長構図(3:4推奨比率)。人物やポートレートに適しています。 - Square
正方形(1:1比率)。SNS投稿やアイコン作成に向いています。 - Landscape
横長構図(4:3推奨比率)。風景や広がりのある構図に最適。 - スライダー
縦横比を1:2〜2:1まで自由に調整できます。例:16:9など。
Aesthetics(美的設定)



- Stylization(スタイライズ)
芸術性を数値で調整。高いほどアーティスティックに、低いほどプロンプトに忠実に生成。 - Weirdness(ウィアードネス)
予測不能な要素を追加。高値にすると独特な構図や要素が生まれます。 - Variety(バラエティ)
生成結果の多様性を調整。高値で異なる構図・色使いが出やすくなります。
Model(モデル設定)



- Mode
- Standard:Midjourneyの標準美学モデル。バランスが取れた表現。
- Raw:より写実的でカメラライクな描写に。キャラクターやリアル写真向き。
- Version
- Standard:現在の安定バージョン。
- Draft:高速だが画質は低めの試作モード。
- 数字(例:7):モデルバージョン番号。V7は最新かつ高品質。
More Options(その他オプション)



- Speed(生成速度)
- Relax:生成は遅いがFast時間を消費しない(Basicプラン不可)。
- Fast:標準速度。Fast時間を消費。
- Turbo:高速生成。Fast時間消費量は2倍。
- Stealth(ステルスモード)
ONにすると生成物が公開ギャラリーに表示されません(有料上位プランのみ利用可能)。 - Video Resolution(動画解像度)
- SD:標準解像度。高速生成に向く。
- HD:高解像度。画質優先だが生成に時間がかかる。
これらを組み合わせることで、写実的から幻想的まで幅広い表現が可能です。
画像クリック後に使える全機能一覧と概要



Midjourney Web版では、生成された画像をクリックすると詳細な操作パネルが開きます。ここでは、全ての項目を簡単に紹介します。詳細な活用方法や事例は別記事で解説予定です。
- Creation Actions
- Vary – Subtle / Strong:Subtleは元の構図を活かして小規模に変更、Strongは大胆に構図を変えるバリエーションを生成
- Upscale – Subtle / Creative:Subtleは解像度を上げつつ元のディテールを保持、CreativeはAIで新しいディテールを追加して拡大
- More
Rerun:同じプロンプトでもう一度生成
Edit:画像の一部を選択して部分修正や置き換えが可能 - Use
Image:画像を次のプロンプトの入力素材として利用
Style:この画像のスタイルを別の生成に適用
Prompt:元画像のプロンプトをコピーして再利用 - Animate Image
Animate Manually:手動で動きの方向や強さを設定して動画化 - Auto – Low Motion / High Motion:低めまたは高めの動きで自動動画化
- Loop – Low Motion / High Motion:低めまたは高めの動きでループ動画を生成
これらの機能を使いこなすことで、単なる画像生成にとどまらず、構図の調整・部分編集・動画化まで幅広く対応できます。詳細な手順や活用例は、こちらの記事で解説します。
画像クリック時のコンテキストメニュー項目と概要



- Like:お気に入り登録。自分のアカウント内で後から簡単にアクセス可能。
- Hide:生成画像を自分のフィードから非表示にする。
- Describe:選択した画像を解析し、4種類のテキストプロンプトを自動生成。逆プロンプトとして利用可能。
- Vary:元の画像をベースにしたバリエーションを生成。小規模変更(Subtle)や大幅変更(Strong)を選べる。
- Upscale:画像の解像度を上げる。ディテール保持型(Subtle)と創造的補完型(Creative)が選択可能。
- Animate:画像に動きを加えて動画化。自動(Auto)や動きの強弱を指定するManualが利用可能。
- More:その他の編集オプションにアクセス(Remix、Pan、Zoom、Rerun、Enhance、Editorなど)。
- Save Image:画像を端末に保存。
- Copy Image:画像そのものをクリップボードにコピー。
- Copy Image URL:生成画像の直接リンク(URL)をコピー。共有や外部貼り付けに便利。
このメニューを使いこなすことで、生成直後の画像から素早く加工・保存・共有まで行えます。特に「Describe」や「Vary」は、アイデア出しや微調整に役立ちます。
商用利用時の注意点
有料プラン契約者は生成画像を商用利用可能ですが、以下の注意が必要です。
- Midjourneyにも利用ライセンスが付与される
- 生成物は他ユーザーから閲覧・参考にされる場合がある
- 他人の生成物を無断で使用することは著作権侵害
よくあるエラーとその解決方法
代表的なエラーと対処法は以下の通りです。
- ログインできない:ブラウザのキャッシュ削除、再ログイン
- 生成が停止する:Fast時間の残量不足、プラン更新
- 日本語が正しく反映されない:英語に変換して再入力
解決しない場合は公式ヘルプやサポートに問い合わせましょう。
Midjourney Web版を使いこなす応用テクニック
- Canvas Editorでの部分修正とレイヤー編集
- Draft Modeで高速試作する方法
- Conversational Modeで音声操作
- Style Referenceで特定の画風を再現
- Omni-Referenceでキャラクターの統一感を保つ
- Describe機能で逆プロンプトを生成
- 他ユーザー作品の参考と著作権の注意
- 年収100万ドル超企業の利用規約
- 最新アップデート情報のチェック方法
Canvas Editorでの部分修正とレイヤー編集
Canvas Editorは、生成した画像を直接ブラウザ上で編集できる強力なツールです。部分的な修正や塗りつぶし、要素の追加、質感変更などが可能で、レイヤー管理機能も搭載されています。外部ツールに移行せずに細部調整ができるため、制作の効率が大幅に向上します。
Draft Modeで高速試作する方法
Draft Modeは、生成品質を少し落とす代わりに生成速度とコストを大幅に削減できるモードです。アイデア段階で構図や色合いを確認したいときに有効で、短時間で複数案を作成し、気に入ったものだけを高品質に再生成できます。
Conversational Modeで音声操作
Conversational Modeでは、会話や音声指示を使って画像生成が可能です。「背景を海にして」「明るくして」など自然な日本語で伝えるだけで、AIが適切なプロンプトに変換してくれます。直感的な操作ができるため、キーボード入力が苦手な方やクリエイティブな即興作業に最適です。
Style Referenceで特定の画風を再現
Style Referenceは、参照画像の色調・タッチ・雰囲気などを新しい画像に適用できる機能です。お気に入りのアーティスト風や、シリーズ作品の統一感を保ちたい場合に有効です。アップロード画像をもとに忠実な再現が可能です。
Omni-Referenceでキャラクターの統一感を保つ
Omni-Referenceは、同一キャラクターを複数の画像やシーンで一貫して描くための機能です。顔の特徴、服装、ポーズを保持しながら新しい構図を生成できるため、漫画・小説・広告シリーズの制作に重宝します。
Describe機能で逆プロンプトを生成
Describe機能は、画像をアップロードするとAIがその画像を説明するプロンプトを自動生成します。他人の作品や参考写真からインスピレーションを得る際に役立ち、生成されたプロンプトはそのまま使うことも編集して活用することも可能です。
他ユーザー作品の参考と著作権の注意
Midjourneyでは他ユーザーの作品を閲覧したり参考にできますが、生成物の著作権は原則として元制作者に帰属します。無断商用利用はライセンス違反になるため、アップスケールやリミックスを行う場合も必ず利用規約を確認しましょう。
年収100万ドル超企業の利用規約
年間収益が100万ドルを超える企業やその従業員は、商用利用で生成物の所有権を得るためにProまたはMegaプランへの加入が必須です。企業利用の場合は、契約内容を確認し、規約に沿ったプランを選択する必要があります。
最新アップデート情報のチェック方法
Midjourneyは頻繁に新機能やモデルアップデートが行われます。公式サイトの更新情報、公式Discordサーバー、公式SNS(Twitter/X)などを定期的に確認することで、最新機能を逃さず活用できます。
よくある質問
まとめ|Midjourney Web版でAIクリエイティブを始めよう
- 初心者でも直感的に操作可能なブラウザ完結型
- 最新V7エンジンで日本語プロンプトも高精度化
- 無料プランは廃止され有料プラン利用が必須
- プランに応じて生成時間や機能が異なる
- 追加クレジット購入で生成時間を拡張可能
- 動画生成「V1ビデオモデル」で表現の幅が拡大
- Canvas Editorで高度な編集も可能
- 商用利用は有料プラン加入者のみ許可
- 他者作品の無断利用は著作権違反
- 大企業はProまたはMegaプラン必須
- Discord版は上級者向け、学びや交流に最適
- Web版は初心者向けで簡単に始められる
- 最新アップデートで機能が日々進化


