notion apiの料金は無料?関連プランと追加費用を完全比較

Notion 公式サイト画面キャプチャの引用
notion apiの料金は無料?関連プランと追加費用を完全比較

「notion apiの料金」はどうなっているの?と迷った方へ。結論、Notionの公開API自体は追加料金なしで使えます。ただし、APIの使い勝手はワークスペースの契約プラン(Free/Plus/Business/Enterprise)に左右されます。この記事では、主要プランの金額(USDと円相場の目安)、Notion AIやSitesなど関連アドオンの費用、APIのレート制限までを一気に整理。見やすい料金表と用途別の選び方で、最短で最適プランにたどり着けます。

この記事のポイント
  • notion apiの料金は基本無料で、課金はワークスペースの契約プランに依存
  • 個人利用はフリーでも開始可、チーム運用はプラス以上で管理機能が充実
  • レート制限やファイル上限など技術的制約を事前に把握して設計を最適化
  • Notion AIやカスタムドメイン(Sites)は追加費用の有無を要チェック
Contents

notion apiの料金について|各プランの金額と違いを整理

Notion 公式サイト画面キャプチャの引用
Notion 公式サイト画面キャプチャの引用
  1. 価格一覧で月額・年額の目安をまとめて把握する
  2. 個人利用とチーム利用の費用インパクトを比較する
  3. 機能差(権限・履歴・ゲスト数)を課金視点で見極める
  4. 関連オプション(AI・Sites)の追加コストを確認する
  5. 技術制約(APIレート・ファイル上限)と費用の関係を知る
  6. 支払い方式(年払い割引)と席数計算のコツを学ぶ
  7. スタートアップ特典や教育向け優遇の適用可否を検討する
  8. 最適プランをユースケース別に選び切る

Notiomの料金とプランを比較して総支出を最小化する

NotionのAPI利用には、追加の費用はかかりません。料金は、ワークスペースのプラン料金によって決まり、長期的に見ると年払いがお得になることが多いです。以下の表で、各プランの価格と主な違いを比較してみましょう。

Notionの「席」とは?

Notionで使われる「席(せき)」とは、サービスを利用するメンバー1人分のアカウントのことです。たとえば、5人のチームでNotionを使うなら、5つの「席」が必要になります。料金は、この席数に応じて計算されます。

Notion api 料金 公式サイトより引用
Notion api 料金 公式サイトより引用
プラン月払い(USD)年払い(USD/月)日本向け目安主な違い
Free$0$0無料個人利用が中心。ゲスト招待は制限あり、ページ履歴は短期間。
Plus$12/席$10/席約1,650円/席チーム向け基本機能。ブロック無制限、ページ履歴が30日に。
Business$18/席$15/席約3,150円/席高度な権限管理、SSO、セキュリティ強化、90日履歴。
Enterprise要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ監査ログ・SAMLなど大規模向け。

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※価格は公式「Notion Pricing」でご確認ください。為替や公式の改定で変動する可能性があります。


個人利用とチーム利用の費用インパクトを比較する

Notion APIを個人で使う場合は、無料プランでも十分始められます。しかし、チームで運用する場合は、メンバー数が増えるほど費用も大きくなります。

たとえば、3人チームでPlusプランを年払いにした場合、1席あたり年間約120ドル、月額に換算すると10ドルです。3人分だと「10ドル × 3人 = 30ドル/月」の費用がかかります。この計算を事前にしておくことで、予算の見積もりがしやすくなります。複雑な権限管理やセキュリティが必要な場合は、Businessプラン以上を検討する必要があります。


機能差でプランを選ぶ|権限・履歴・ゲスト数

Notionの有料プランは、料金が高くなるほど機能も充実していきます。特に以下の3つの機能は、チームの運用コストに直結します。

  • ページ履歴: 誤ってページを削除したり編集したりした場合、無料プランでは短期間しか復元できませんが、有料プランでは30日〜90日の履歴が残せます。
  • 権限管理: Businessプラン以上では、ページごとに細かくアクセス権を設定できるため、情報漏えいのリスクを減らせます。
  • ゲスト数: 外部パートナーとの共同作業が多い場合は、ゲストの招待人数に制限のない有料プランが便利です。

これらの機能が必要かどうかで、最適なプランを見極めましょう。


関連オプション(AI・Sites)の追加コストを確認する

Notion APIの料金を考える際は、Notion AIやNotion Sitesといった追加オプションの費用も考慮する必要があります。

  • Notion AI: 年払いの場合、1席あたり月額8ドルで、文章の生成や要約を自動化できます。APIと組み合わせることで、ドキュメントの更新や配信をさらに効率化します。
  • Notion Sites: 年払いの場合、1ドメインあたり月額8ドルで、Notionの公開ページに独自のドメインを設定できます。

これらの追加費用も総額に含めて、全体の見積もりを立てましょう。


技術的制約(APIレート・ファイル上限)と費用の関係を知る

Notion APIには技術的な制約があります。

  • APIレート制限: 1秒あたり平均3リクエストまでという制限があります。大規模なデータ同期を行う際は、一度に大量のリクエストを送るのではなく、小分けにして実行する設計が必要です。
  • ファイル上限: 無料プランでは、1ファイルあたり5MBという制限があります。画像や添付ファイルが多い場合は、Plusプラン以上を検討しましょう。

Notion APIの料金を最適化するには、これらの技術的上限に合わせた設計が不可欠です。


支払い方式(年払い割引)と席数計算のコツを学ぶ

Notionの料金を抑える最も基本的な方法は、年払いを活用することです。

  • 年払い割引: 年払いにすると、月払いよりも約20%安くなります。チームのメンバー数が安定していて、長期的な利用が確実な場合は年払いが有利です。
  • 月払い: スタートアップなど、メンバーの増減が多い時期は、月払いで柔軟性を確保し、チームが安定してから年払いに切り替えるのがおすすめです。

Notion APIの料金を抑えるには、「席数×単価×支払い方式」を最適化することが鍵となります。


スタートアップ特典や教育向け優遇の適用可否を検討する

Notionは、スタートアップ企業や教育機関向けに特別な優遇策を提供しています。

  • 初期コストの削減: これらの特典を利用すれば、初期コストを抑えながらNotionを試すことができます。
  • 要件の整理: 特典を利用している間に、チームの運用要件を整理し、本契約後の最適なプランを確定させると良いでしょう。

ムダな支出を避けるためにも、該当する場合はぜひこれらの特典を検討してみてください。

notion apiの料金について|開発の見積り方とレート制限の回避

スマホの画面
スマホの画面
  1. API無料の範囲でどこまで実装できるか線引きする
  2. データベース設計と同期頻度から席数とプランを逆算する
  3. リクエスト数と処理時間からスロットリング設計を決める
  4. ファイル運用や画像最適化でストレージ起因の失敗を防ぐ
  5. ジョブ分割・再試行・DLQでバッチ処理を堅牢にする
  6. 監査・権限要件でBusiness以上の必要性を判断する
  7. AIやSitesの追加費用は運用効果で回収設計にする
  8. 検証→段階的拡張の流れでコストと品質を両立する

API無料の範囲でどこまで実装できるか線引きする

まず、Notion APIの料金は、APIそのものに追加費用はかかりません。課金は、利用しているNotionワークスペースのプランと席数によって決まります。そのため、Notion APIを使って何を実現したいかを明確にし、その要件が無料プランの範囲で運用できるか、有料プランが必要かを切り分けることが重要です。

  • 無料プランで可能なこと: 個人の自動化や、小規模なデータ同期など。
  • 有料プランが必要になること: チームでの権限管理、長期のページ履歴、セキュリティ要件など。

このように事前に要件を整理することで、初期費用を抑えながらプロジェクトを進められます。


データベース設計と同期頻度から席数とプランを逆算する

Notion APIを使うプロジェクトを始める前に、データベースの設計と、誰がそれを編集・承認するかを決めましょう。

  • データベース設計: テーブル数、レコード量、更新頻度を見積もります。
  • 役割分担: 誰が閲覧のみで良いか、誰が編集・承認権限を持つか、役割を明確にすることで、必要な「席」の数が確定します。

Notion APIの料金は、この「席数×単価」に直結します。不要な席を契約しないようにすることで、コストを最適化できます。


リクエスト数と処理時間からスロットリング設計を決める

Notion APIには、1秒あたりのリクエスト数に制限があります。

  • レート制限: 1秒あたり平均3リクエストまでという制限に合わせ、一度に大量のリクエストを送らないように設計しましょう。
  • キューイング: ジョブを時間帯で分散させたり、キューで順序を制御したりすることで、大量の処理でも安定して実行できます。
  • リトライ: 万が一、エラーが返された場合は、すぐに再試行するのではなく、間隔を空けて再試行する設計が有効です。これにより、遅延の発生を防げます。

Notion APIの料金は変わりませんが、外部の実行基盤(サーバーやクラウドサービス)の費用は別途発生することがあります。


ファイル運用や画像最適化でストレージ起因の失敗を防ぐ

無料プランのNotionでは、1つのファイルのサイズが5MBまでという制限があります。

  • ファイル圧縮: 画像は圧縮し、大きなPDFは分割するなど、ファイルのサイズを小さくする工夫が必要です。
  • 有料プランの検討: 添付ファイルが多い運用では、Plusプラン以上にすることで、ストレージの制限を気にせず安定した運用ができます。

Notion APIの料金を最適化するには、余計な再アップロードや失敗によるリトライを減らすための設計が重要になります。


ジョブ分割・再試行・DLQでバッチ処理を堅牢にする

大量のデータをNotionに一括で更新する場合、バッチ処理を堅牢に設計することが非常に重要です。

  • ジョブの分割: 大量の更新を、小さなトランザクションに分割することで、一部で失敗しても全体への影響を最小限に抑えられます。
  • 再試行とDLQ(退避キュー): 失敗したジョブは、再試行後に処理を退避するDLQ(Dead-Letter Queue)に送ることで、手動での対応を可能にします。

Notion APIの料金が一定であっても、失敗対応にかかる人件費は増えるため、設計段階での堅牢化が総コスト低減の近道です。


監査・権限要件でBusiness以上の必要性を判断する

プロジェクトに高度なセキュリティ要件がある場合は、Businessプラン以上が必要になります。

  • 監査ログ: 誰がいつ、何をしたかの履歴を追跡する必要がある場合。
  • SAML SSO: チームメンバーの認証を、社内のシングルサインオンシステムと連携させたい場合。

Notion APIの料金を節約するよりも、情報管理やセキュリティの観点から、事故時の影響を最小限に抑えることを優先してプランを選びましょう。


AIやSitesの追加費用は運用効果で回収設計にする

Notion AIやNotion Sitesは、追加費用が発生しますが、運用効果でそのコストを回収できるかを検討しましょう。

  • Notion AI: 文章の要約やドラフト作成を自動化することで、人的コストを削減できます。
  • Notion Sites: 公開ページを自社ブランドのドメインで統一することで、信頼性を高められます。

Notion APIの料金にこれらのアドオン費用を乗せても、工数削減やブランド価値向上といった効果が上回るなら、十分に投資する価値があります。

よくある質問

パソコンをしながらこちらを見ている女性

APIの利用自体に課金はありますか?

いいえ、公開APIの利用に専用の従量課金はありません。費用はNotionワークスペースのプラン(Free/Plus/Business/Enterprise)と席数に応じて発生します。したがって、notion api 料金を抑えるには、必要な権限や履歴期間に合わせてプランを最適化するのが近道です。

APIのレート制限はどのくらいですか?

平均3リクエスト/秒(統合あたり)が目安で、一部バーストは許容されます。429が返った場合は待機→再試行の実装が推奨です。notion api 料金には直結しませんが、処理時間や外部ワーカー費用には影響します。

ファイルサイズの上限はプランで変わりますか?

はい。Freeでは1ファイル5MBの制限が厳しめです。Plus以上では実運用上支障の少ないサイズで扱えます(大容量動画はストレージ設計の工夫が必要)。添付の多いワークフローはプラン選定時の重要ポイントです。

年払いと月払いはどちらがお得ですか?

年払いは約20%の割引があるため、席数が安定している場合に有利です。立ち上げ期で増減が多い場合は月払いで柔軟性を確保し、運用が固まってから年払いへ移行すると、notion api 料金の総額を抑えやすくなります。

Notion AIは別料金ですか?

はい。Notion AIはアドオンで、年払い$8/席(月払い$10/席)の追加費用が発生します。要約やドラフト生成の効率化と比較し、費用対効果を評価しましょう。notion api 料金の見積りにはAI費用も含めて試算するのが安全です。

Sitesで独自ドメインを使うといくらかかりますか?

Notion Sitesのカスタムドメイン接続はドメインごとに年払い$8/月(月払い$10/月)の追加費用がかかります。ブランド統一やSEO観点で有効ですが、複数ドメイン運用時は合計額に注意しましょう。

日本円での料金は固定ですか?

表示通貨は地域設定により異なり、円表記の目安が出ることもありますが、為替や公式改定により変動します。最新の金額は必ず公式の料金ページで確認してください。notion api 料金の表も、目安として参照してください。

ゲスト招待や履歴期間は費用に影響しますか?

はい。フリープランはゲストや履歴期間が限定的です。レビュー体制や承認フローがある場合、PlusやBusinessでゲスト上限や履歴期間を拡張したほうが実務に適します。結果的に運用コスト(手戻り)が減り、費用対効果が良くなることがあります。

価格改定はいつ反映されますか?

公式ヘルプによると、価格変更は案内に基づき、次回の請求サイクルから適用されます。年払いの場合はクレジット調整などの説明が出ることもあるため、必ず最新情報を確認しましょう。notion api 料金はAPI自体の無料方針に変化がないかも合わせてチェックを。

まとめ|料金はプラン依存、API無料+設計最適化で十分に使える

  • 公開API自体は追加課金なし、費用はワークスペースのプランで決まる
  • 個人利用はFreeでも開始可、チームはPlus以上が実務的
  • 年払いは割引が効き、席数が安定ならコスト最小化に有利
  • Business以上はSSO・監査などセキュリティ要件で選ぶ
  • Notion AIは$8~$10/席のアドオン、効果と費用を秤にかける
  • Sitesの独自ドメインは$8~$10/ドメインで追加
  • APIは平均3rpsの制限、キューとバックオフで安定稼働
  • Freeの5MB/ファイル制限は添付運用でボトルネックになりやすい
  • 費用試算は「席数×単価×支払い方式+アドオン」で総額を見る
  • 最終金額は必ず公式料金ページの最新表記で再確認する
AIVice(アイヴィス)
Web制作や社内システムの企画・運用に携わり、現在はWebサイト制作とマーケティングを中心に活動中。「伝わる・使える・結果が出る」情報発信を心がけています。
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